お手入れの前に:同じ素材でも製品によって適切な方法は異なります。製品の取扱表示がこの記事の内容より優先します。判断に迷う場合は安全にお手入れするためにをご確認ください。

湿度計の数字が、換気だけで足りる家かを教えます

EPAが住宅全体のカビ予防に示す目安は、相対湿度60%未満、できれば30〜50%です[H01]。下駄箱だけに特化した数値ではありませんが、においや手触りだけで湿気を推測するより、まず湿度計を置いて扉を閉めた状態の変化を見るための基準になります。

数字を一度見るだけでは足りません。雨の日、濡れた靴を入れた日、扉を開けて換気した後で測り、60%を上回る状態が続くなら除湿剤や乾燥剤を足します。色が変わる交換サインビーズ付きの乾燥剤なら、白元アースが示すサインを交換時期として使えます[H03]。

下駄箱の湿気と保管環境を確認する要点を示す図

短時間で終わります。

冷たい外壁と閉じた扉が重なる場所では、結露も疑います

EPAは、周囲の空気より冷たい表面で結露が起きると説明し、表面温度を上げる方法と、換気または除湿で空気中の水分を下げる方法を挙げています[H02]。北向きの玄関や外壁に接する下駄箱では、扉を開けるだけで数値が下がらないなら、収納の背面や玄関全体に結露がないかも見てください。

窓や換気口がある玄関では、扉を開けて空気を動かした前後の湿度を比べます。窓がない玄関や集合住宅では、扉の開放に加えて乾燥剤を置き、靴同士に隙間を空けます。住まいの向きや築年数ごとに必要な除湿剤の量を示す公的資料は確認できていないため、「北向きなら何個」とは決められません。

数字が下がらなければ、下駄箱の外へ原因を広げます

  1. 湿度計を置く。 扉を閉めた通常時と、換気後の数字を記録します。
  2. 靴の間を空ける。 空気の通り道を作り、濡れた靴は乾かしてから戻します。
  3. 乾燥剤を足す。 交換サインが変わった製品はそのまま残しません[H03]。
  4. 背面と床を見る。 結露や漏水があれば、靴の手入れではなく住宅設備側の点検を検討します。

しまう前の靴そのものはシーズンオフ保管前の準備、すでにカビが見える靴は保管カビの判断フローで扱っています。湿度計の数字が下がらないなら、乾燥剤を足す前に背面や床の結露、漏水を見てください。建物側の水分が原因かもしれません。

保管中の靴で湿気とカビを繰り返さないための順番を示す図

出典