お手入れの前に:同じ素材でも製品によって適切な方法は異なります。製品の取扱表示がこの記事の内容より優先します。判断に迷う場合は安全にお手入れするためにをご確認ください。

先端の樹脂が割れていたら、汚れを落とすより交換が先です

表面の汚れだけなら靴から外して手洗いできますが、先端の樹脂であるアグレットが割れ、ひもがほつれている状態は洗っても戻りません。締めても緩むほど伸びたひもも交換の対象です。

靴ひもの手入れと交換を判断する要点を示す図

迷ったら、次の順に現物を見ます。

  1. 汚れが表面だけかを確認する 汚れが表面だけの場合は、靴ひもを外し、他の洗濯物と分けて手洗いします。本体を洗濯機で洗えるかどうかはスニーカーは洗濯機で洗えるかで別に扱っています。
  2. 先端の樹脂(アグレット)の状態を確認する ほつれ・毛羽立ちが先端に出ている場合、先端の樹脂が壊れると通しにくくなるため、洗浄より先に交換を検討します。
  3. 伸び・緩みを確認する 見た目の汚れがなくても、締まりが悪くなったら交換のサインです。
  4. 穴の数を数える 交換すると決めたら、靴の穴(アイレット)の片側の数を数えます。穴の数で長さの候補を絞り、外した元のひもを測って最後に確かめます[W01]。
  5. 元の長さを測る 交換するひもを外して実測し、穴の数による目安と照合します。

平紐、丸紐、平丸紐は、元の形を基準に選びます

ワシントン靴店は、平紐をスニーカーなどに多い形、丸紐をビジネスシューズやブーツに多い形、平丸紐を両者の中間として紹介しています[W01]。見た目を変える目的がなければ、まず元のひもと同じ形状を選ぶと、アイレットとの組み合わせを保てます。

片側の穴を数えると、必要な長さを絞れます

靴の種類 片側の穴の数の目安 長さの目安
ビジネスシューズ・革靴 4〜6穴 65〜85cm
スニーカー(ローカット中心) 2〜5穴 55〜90cm
スニーカー(ハイカット・多穴) 6〜9穴 100〜150cm

穴の数はメーカーやサイズによって変わるため、この数値はワシントン靴店が示す一般的な目安です[W01]。交換前のひもを実測できるなら、その長さを優先し、通し方を変える場合は必要な余裕も見ます。

靴ひもの交換時期を使用日数や耐用回数で決める統一基準と、綿、ポリエステル、ワックスコードの耐久性を同条件で比べた一次資料は、今回確認できていません。半年などの期限だけで捨てず、アグレット、ほつれ、伸び、結び直しても残る緩みを見てください。

元のひもが残っているなら、片側のアイレット数から選んだ表の目安だけで購入を決めず、外したひもの端から端までを実測し、平紐、丸紐、平丸紐の形と、今までの通し方で結べる余裕まで照合するほうが確実です。

靴ひもを外す前に取扱表示を確認する順番を示す図

出典